注文住宅 成功するためのデザイン
家のデザインで印象が変わる
家のデザイン次第でそこから受ける影響は180度変わる場合もあります。白と黒、赤と緑、など色の持つ特徴を理解して長きに渡り使っていく・見ていくことになりますので、後悔しないように選択する必要があります。
デザインというと色や形のことがメインとなります。ただ、人それぞれ好きな色や形があります。多人数で住む場合、個々の主張をすべて取り入れることは難しいところがあるのである程度の妥協が必要になります。
その妥協点としては色の特徴・効果・デメリットを知ることから始めるとスムーズにいくことが多いです。
《例》
ベージュ | 汚れが目立たない |
---|---|
赤 | 暖色効果、インテリアなら体感温度に影響する |
青 | 寒色効果、冷たさを感じる |
形に関しては複雑な形のものが「豊かさ」を象徴している時がありましたが、基本的には「シンプル」なほうが飽きが来ません。この辺は時代によって世間の考え方変わりますし、人それぞれの価値観もあるので一概にはいい切れません。
敷地に合ったデザイン
敷地の形・高低差・今ある植物や庭・周囲の建物・植物。こういったことを考えつつ、そこにどういった家を建てるか?ということです。
他の家とハッキリ差別化するために独特な形・色にする
周りと同調させて今の雰囲気を壊したくない
などなど、考えるべき所はたくさんあります。この辺のことは家族との話し合いも必要ですが、近隣の方とのコミュニケーションによって情報を得ることも必要になってきます。家を建てた後にトラブルにならないように、このへんは慎重に決めていくべきです。
樹木と外観のデザイン
樹木の配置次第で家が美しくなる
家は基本「直線」で出来ています。樹木は直線だけではなく色んな曲線やら形をしています。その自然の産物を上手く配置することで、家の直線を優しく演出してくれます。
樹木の木肌・葉・花・果実などが家のデザイン効果を高めてくれます。
樹木の効果
「防火効果」
樹木は水分のかたまりなので、枝・葉が燃えても太い幹がいざって時に火災を食い止めてくれます。自分の家からの火だけではなく、隣家からのもらい火も防いでくれます。
狭小・変形敷地のデザイン
欠点を長所に変えるアイディアが必要
- 狭い
- 小さい
- 建物面積が取れない
- 法的規制が厳しい
- 建築コストが高い
- 風の通りが悪い
- 日差しが入りにくい
- 設計が難しい
こういった状況の時、基本的にどこの業者に見積もりを頼んでもほとんど同じようなものが出来上がります。だけどそこであきらめてしまっては駄目です。難しいからこそ無駄を省き、優れたデザインが沢山生まれやすいんです。
ここが欠点を長所に変えるということです。
風を入れるための工夫
「風穴を作る」 吹き抜け・中庭を作ることで解決。
日差しを入れる工夫
「壁を階段状にする」 日差しの邪魔にならないようにすることで解決。
などなど諦めずに考えればその対策はいくらでも出てきます。こういった案をたくさん提案してくれる業者さんだと任せたい気持ちになります。場合によっては妥協も必要な時がありますが、一生住む家です。とことん妥協せず、諦めないで考える。それでも駄目なら諦める。最初から業者の言うことを真に受けて努力することを…考えることをやめてはいけません。
外観デザインのアクセント
ひとつのでっかい窓よりも小窓をたくさん
家の外観デザインとしては大きい窓をひとつより、小窓をいくつか作る方が個性が出ます。配置の仕方も美しく見えると言われる黄金比率に沿って配置したり、出窓にしたり、窓枠を変えたりを、個性を発揮できる事が増えます。
こういった小窓の使い方ひとつで、家の美しさは大きく変わることを覚えておくといいと思います。
内装(インテリア)デザイン
個性重視で構わない
- 服を買う時何に合わせます?
- 髪型を決める時何に合わせます?
それは自分の顔・身長・体格・肌の色などを考えて選びますよね?内装もそれと同じです。
とかく日本のインテリアは単調・シンプルすぎると言われています。「シンプルイズベスト」と言うのは間違いない事実ですが、もっと個性を主張してもいいものだということを知っておくだけでも違ってくると思います。
子供の成長・就職・結婚という具合に家族の形は変化します。そのことも考えた上で、この先どういうふうに暮らしていきたいか?何を大切にして暮らしていきたいか?ということを明確にして「それがブレないようにするにはどうしたらいいか?」を常に意識しながら物事を決定していけば、おのずと成功への道となります。