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窓とドアのリフォームは補助金が出る

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「住宅ストック循環支援事業」は、エコなリフォームをする時に補助金を出してくれる国の制度です。住宅ストック循環支援事業の「エコリフォーム」の中の「開口部の断熱改修工事」について説明します。

 

※開口部とは建物の「窓」や「玄関・勝手口ドア」を指し、これらの断熱性能を高めるリフォームを実施すると補助金を受け取ることができます。

 

補助金がもらえる窓とドアの工事

 

補助金の対象となる4つの工事

  1. 内窓設置(二重サッシ)
  2. ガラス交換(ペアガラス)
  3. 外窓交換
  4. ドア交換

住宅ストック循環支援事業のエコリフォームの場合、補助金を受ける時、必ずやらなければいけない工事があります。それを【必須工事】と言います。

 

上の4つの工事(開口部断熱改修工事)の他に、断熱材を壁や天井に入れる工事、エコな設備(浴槽やトイレなど)を設置する工事…なども選ぶことができます。

 

内窓設置工事

 

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内窓設置工事は既存の窓の内側に、樹脂製のサッシをもう一組取り付ける工事です。LIXILの「インフィル」や、YKK apの「プラマード」が代表的です。既存の窓と新しくつけた窓の間に空気の壁ができ、これが熱を逃げにくくしてくれます。

 

補助金額

窓の大きさによって金額が異なります。以下1ヶ所あたりの金額です。( )内は面積です。

窓の大きさ 補助金額(1ヶ所あたり)
大(2.8㎡以上) 20,000円
中(1.6㎡以上2.8㎡未満) 14,000円
小(0.2㎡以上1.6㎡未満) 8,000円

 

開口部断熱の補助金は面積に応じて金額が定められています。でも、面積で言われてもピンと来ないかもしれません。以下の窓をイメージするとわかりやすいと思います。

 

大の窓

「掃き出し」と言って、居間や食堂にあるような人の出入りが出来る大きな窓をイメージしてください。大きさとしては、幅1.7m×高さ1.8mが一般的です。これで、3.06㎡になります。

中の窓

「腰窓」といって、ほぼ腰の高さにある窓をイメージしましょう。幅1.7m×高さ1.2m程度の窓で面積は2.04㎡になります。

小の窓

トイレや廊下などの小さな窓で、幅90cm×横70cm程度の引違いサッシなどが代表的です。

ガラス交換

 

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サッシの障子(しょうじ:ガラスを固定している枠)はそのままにして、既存の単板ガラスをペアガラス(複層ガラス)に変えます。そんなことできるの?と思われるかもしれませんが、意外に簡単です。

 

既存サッシの障子の溝を活かして、ガラス2枚セットをはめこむだけなので、工事費も一番安価です。

外窓交換

 

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既存サッシを取り除き、新たにサッシを付けます。窓の交換というと壁を壊したり、外壁・内壁を復旧したりと、大きな工事をイメージするかもしれません。カバー工法(※)であれば解体をせず、半日程度で工事が完了します。

 

※カバー工法

 

既存のサッシ枠を残し、新しいサッシの枠を覆いかぶせるように取り付けます。この方法だと解体もなく、短工期で全く新しいサッシに変更できます。LIXILの「リフレムⅡ」やYKK apの「マドリモ」などがあります。ただし、既存の窓の内側に設置するので、ガラスの面積が少し小さくなるのが弱点です。

ドアの交換

 

ドア交換リフォーム カバー工法

 

玄関ドアや勝手口ドアを交換するのも、大工事になりそうなイメージがあるかもしれません。実はこれも、先ほど外窓交換で説明した「カバー工法」によって、簡単にできます。LIXILの「リシェントⅡ」や、YKKの「取替ドア」などがあります。

 

窓とドア(開口部断熱)のリフォーム 4つのメリット

 

  • 断熱性能が高まり、冬暖かく、夏涼しい家になる。
  • 結露を防ぎ、快適で健康的な暮らしができる。
  • 防犯性能が高まる。
  • 防音性能が高まり騒音を抑える、あるいは外に音を出しにくくする。

 

断熱性能向上

建物の窓は風や光を室内に取り入れたり、汚れた空気を外に出したりと、建物と人の健康にとても大切な役割をしています。

 

しかし、以前のようなガラス1枚のサッシでは、冬は熱が逃げて寒くなり、夏は強烈な日差しで暑くなります。だいたい窓を出入りする熱の量は、夏だと「壁の7倍」の熱が入ってきて、冬だと「壁の5倍」の熱が外に逃げていきます。

 

この窓を二重にしたり、ペアガラスにしたりすることで、建物全体の断熱性能を効果的に高めることができます。

 

結露を防ぐ

ガラスは外気温の影響を受けやすいので、外が寒く、室内が暖かく湿度が高いと、結露を起こします。結露はカビの原因になり、カビはダニを引き寄せます。つまり、結露は建物に良くないだけでなく、人の体にも外を与えるということです。

 

サッシの断熱性能を高めると、室内のガラスの表面温度が外気の影響を受けづらくなり、結露しにくくなります。

 

防犯性能を高める

インプラスやプラマードなどの二重サッシになると、ガラスを破壊するのに時間がかかるため、「入りにくい家」になります。

 

また、最新の玄関ドアは、ピッキングやこじ開け、サムターン回しと言った侵入の手口に対応しており、高い防犯機能が施されています。

 

遮音性能向上

特に二重サッシは厚い空気層が既存サッシと新しいサッシの間にできるので、防音効果も高まります。通常の窓と較べると10dB(デシベル)下がります。これは、聞こえ方として、従来の半分程度に感じられる数値です。

 

サッシ交換の場合でも、気密性能が高まるので、防音効果も期待できます。

 

「暑い、寒い」の悩みがあれば「窓とドアのリフォーム」を

 

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家の断熱性能の弱点である開口部を改良することで、居住性は格段に高まります。リフォーム専用のサッシや玄関ドアは、無駄な解体や補修の必要が無いので、リーズナブルな工事費と短い工期で施工可能です。

 

家の中が「暑い・寒い」に悩まされているのであれば、住宅ストック循環支援事業の補助金を使って、窓とドアのリフォームを検討してみるのいい機会だと思います。

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