リフォームと建て替えの違い
既存の建物の基礎部分を残してそのまま使用し、建物の内装や間取りなどを変更する
既存の建物を基礎ごと丸ごと取り壊して、一から新しい建物を建てる
リフォームと建て替えは、一見似ているようにも感じますが、実はそれぞれ大きくあらゆるところが違ってきます。まず最も大きな違いが、工事の方法や内容です。
リフォームと建て替えの工事内容
家などの建物は、元々地面の下に基礎部分が作られており、その上に建物が立ち内装などを工事していって作られています。その基礎部分の工事はとても大掛かりで、いわゆる家や建物の大事な骨組みとなる部分にあたります。
基礎部分の工事は特に大掛かりな工事ということもあって、既存の建物の骨組みをそのまま活かすのか、新しく作り直すのかによって、工事の内容は大きく違ってきます。
日本の木造住宅の寿命は80年くらいと言われています。しかし、年数が経てば経つほど建物や内装などの劣化がみられたり、住人の生活スタイルが大幅に変化していったりする場合もあります。
そのため、基礎部分のみを残してリフォームをしても、基礎部分も丸ごと取り壊して建て替えるのも施主次第なのです。
リフォームと建て替えの費用
- リフォームにかかる費用の相場…300万円~400万円前後
- 建て替えにかかる費用の相場…1400万円~3000万円前後
工事の内容や規模、各商品やパーツのグレード、施工する工事会社などによっても費用の差はありますが、一般的には建て替えとリフォームだと、どうしても建て替え工事の方が高くなってしまいがちです。
建て替え工事はまず既存の建物を取り壊すところから費用が発生し、新たに建物を一から建てなければなりません。そのため、どうしても費用が高くついてしまいます。
建て替え費用を安く抑えるための3つのポイント
同じ所に依頼することで手間賃などを少し省くことができ、費用を抑えることができます。また、打ち合わせや費用の支払いなども一括でできるため、手続きなどが比較的楽です。
ショールームなどに出かけると、システムキッチンや浴室など、どうしてもより良いグレードの商品が良く感じてしまいがちです。しかし、本当にその設備・機能が自分たち家族に必要なのかをまずはじっくりと考えるようにしましょう。
お風呂の棚を1つ取り付けるのをやめるだけでも3万円分をカットできる場合もあります。せっかくの建て替えだからと言って何でもかんでも取り入れるのではなく、本当に必要なものだけを選択して、機能を注文していくようにしましょう。
業者によっては高すぎたり安すぎたりする見積もりを出してくる場合があります。そのため、建て替え工事を行う際は必ず数社に見積書を作成してもらい、大体どのくらいの費用相場なのかを事前に確認しておくようにしましょう。
そうすることで相場内の中で値引き交渉を進めることができ、費用を少しでも抑えて建て替え工事をすることができるはずです。
ちなみに、リフォームの場合でも耐震補強の工事や家の傾きの修正など、大規模な工事を行うと建て替え時と同じくらいの費用になる場合もあります。
そのため「建て替え=高い、リフォーム=安い」というイメージは持たずに、どちらの方が自分の家にはあっているのかということをまずは考えることが大切です。
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