スポンサードリンク


更新:2019年9月15日

外壁・屋根・床・天井に断熱材を入れるリフォームは補助金が出る

断熱材を入れるリフォームは補助金が出る

2016年11月からスタートした「住宅ストック循環支援事業」により、エコリフォーム(環境に優しい、エネルギーを節約するリフォーム)を対象に補助金が支給されます。

 

エコリフォームの対象工事内容は3つあり、その一つが「外壁、屋根・天井又は床の断熱改修工事(以下「断熱改修工事」と略します)」です。

 

「断熱改修工事」は外壁や屋根・天井・床に断熱材を充填して、建物の断熱性能を高める工事です。

 

昔の家では断熱材が入っていないことも多いので、断熱材を入れることで冬暖かく、夏涼しい住まいに生まれ変わります。

 

この記事ではこの「断熱改修工事の内容と補助金」について解説しています。

断熱改修工事の内容と補助金

断熱改修工事は…

  1. 断熱材のランク
  2. 使用する部位
  3. 使用量

から補助金額が決まります。

 

断熱材の性能ランク
  • 普通の断熱材 :A-1、A-2、B、C
  • 高性能な断熱材:D、E、F

と、断熱材の性能によって2つに分けられています。高性能な断熱材は、普通の断熱材より使用する量が少なくても、同じ額の補助金がもらえます。

断熱材を使用する部位・最低使用量と補助金額

 

標準的な断熱改修工事の場合

外壁なら外壁全部、床なら床全部に行う工事のことです。

外壁

6.0㎡(4.0㎡)

120,000円

屋根・天井

6.0㎡(3.5㎡)

36,000円

3.0㎡(2.0㎡)

 60,000円

基礎断熱

0.9㎡(0.6㎡)

 60,000円

( )内は高性能な断熱材の最低使用量

 

【例】工事内容:外壁、天井、床全部を断熱改修リフォーム

 

補助金額:216,000円(120,000+36,000円+60,000円)

 

部分的な断熱改修工事の場合

1階だけ、一部屋だけという限定的な工事のことです。

外壁

3.0㎡(2.0㎡)

60,000円

屋根・天井

3.0㎡(1.8㎡)

18,000円

1.5㎡(1.0㎡)

30,000円

基礎断熱

0.45㎡(0.3㎡)

30,000円

( )内は高性能な断熱材の最低使用量

 

【例】工事内容:1階床と外壁のみ断熱改修リフォーム

 

補助金額:90,000円(60,000円+30,000円)

 

※基礎断熱とは

 

建物の基礎はコンクリートでできています。コンクリートは熱伝導率が高いため、冷たい外気が基礎を伝わって室内を冷やします。基礎の外側あるいは内側に断熱材を取り付けて、冷気を遮断します。この工事を基礎断熱と言います。

 

基礎断熱に用いる断熱材は、固く、湿気やシロアリに強い耐久性の高いものが求められます。

使用量のイメージ

 

最低使用量の6.0㎡と言われてもピンときませんよね。例を挙げますので参考にしてみて下さい。

 

例1

建物  :延床面積35坪(総2階)
施工範囲:1・2階の壁全体(窓など除く)に内側から断熱材100mmを充填
使用量 :約13㎡となるので最低使用量の6.0㎡はクリアできます。

 

例2

建物  :延床面積35坪(総2階)
施工範囲:1、2階の床全体(浴室:玄関:階段除く)に標準ランクの断熱材45mmを充填
使用量 :約5㎡となるので最低使用量の3.0㎡はクリアできます。

 

断熱材の種類と性能ランクについて

 

断熱材の性能ランクはA-1から始まってFまでに分かれています。これは熱伝導率(W/(m/k))という「熱の伝わる速さ」を表したもので、数値が低ければ低いほど熱を通しにくい(断熱性が高い)ということです。

 

標準の断熱材:A-1、A-2、B、C 熱伝導率:0.052~0.035W/(m/k)
高性能の断熱材:D、E、F 熱伝導率:0.034~0.022 W/(m/k)以下

 

ちなみに、鉄の熱伝導率は83.5W/(m/k)、乾燥した木で0.15~0.25W/(m/k)という数値なので、断熱材の数値のすごさがわかりますね。

 

断熱材の種類・使用部位・性能

 

ランクごとにJISで認定された断熱材は、国交省のHPに細かく記載されています。ここでは代表的な6つの断熱材について説明します。

 

グラスウール

 

グラスウール

 

住宅用断熱材としては最もポピュラーなものです。細いガラス繊維からなります。

 

主な使用部位

床、天井、壁いずれにも使用可能

特徴

  • 軽くて施工しやすい
  • 安価である
  • 耐火性、吸音性、耐久性に優れる

ランクについて

グラスウールにも等級があり、1㎡あたりの重さで表され、16K、20K、24Kなどと分かれ、数値が大きいほど高性能です。

 

A-2からCのランクに相当します。

 

グラスウールの性能を高めた断熱材に「高性能グラスウール」があります。ガラス繊維の口径が普通のグラスウールの1/2以下と細く、これにより、より多くの空気をとらえることができるので高い断熱効果を発揮します。

 

高性能グラスウール40Kや48KはランクDになります。

ロックウール

 

ロックウール

 

ロックウールもよく住宅用断熱材に使われます。ガラスではなく鉱物を溶かして繊維状にした断熱材です。

 

使用部位

壁、天井

特徴

  • 鉱物なので、グラスウールよりも耐熱性が高いので、火災には安心。
  • 撥水性があり、吸湿性が低いので、壁内で結露しても乾きやすい。
  • グラスウールよりも性能は高いが、若干割高になる。

ランク

Cに該当します。

ビーズ法ポリスチレンフォーム

 

ビーズ法ポリスチレンフォーム

 

「発泡スチロール」のことです。

 

主な使用部位

特徴

  • 水や湿気に強い。
  • 軽量なため、加工性・施工性に優れている。

ランク

等級によりBからDに該当します。

押出法ポリスチレンフォーム

 

押出法ポリスチレンフォーム

 

ダウ化工社のスタイロフォームに代表される、固く耐圧力のある断熱材です。床や基礎の断熱材によく使われます。

 

主な使用部位

床、基礎

特徴

  • 硬く耐圧力がある。
  • 水に強く吸湿しにくい。

ランク

等級によりCからDに該当します。

硬質ウレタンフォーム

 

硬質ウレタンフォーム

 

熱を伝えにくいガスを細かな独立気泡に含み、薄くても高い断熱性を発揮します。

 

主な使用部位

壁、床、天井

特徴

  • ボード状のタイプと現場で直接吹き付ける(現場で発泡させる)タイプの2種類があり、現場の状況や建物の構造により使い分けることができる。
  • 現場発泡タイプは自己接着性(自分で勝手にくっつく)があり、金属や合板、コンクリートなどに強く接着するので、施工精度が高く、はがれるなどの心配がない。
  • 現場発泡タイプは壁と床、柱と壁などの隙間にも充填できるので、気密性が高まり、むらなく断熱材を施工することができる。

ランク

  • 現場発泡タイプはCあるいはD。
  • 保温板はDあるいはE。保温板は浴槽の断熱などに使われます。

それぞれ等級によります。

フェノールフォーム

 

フェノールフォーム

 

フェノールフォームはフェノール樹脂に発泡剤などを加えてボード状にした断熱材です。フェノール樹脂は世界で初めて人工的に合成されたプラスチックで、熱を受けると硬化する、つまり、熱に強いプラスチックです。

 

非常に高い断熱性能を有し、唯一Fランクに認定されている断熱材です。フェノール樹脂は熱に硬化する特徴から、フライパンの取っ手や灰皿、自動車の部品などに使用されています。

 

主な使用部位

床、壁、屋根

特徴

  • 断熱性能が非常に高い
  • 130℃までの熱に耐え、燃えても炭化するだけで有害物質を出さない。火災に強い。

ランク

等級によりEからFに該当します。

 

断熱改修工事の注意点

 

 

断熱改修工事だけでももちろん効果がありますが、以下の工事を併せて行うと、より高い断熱効果が望めます。

  • 開口部断熱工事

    (窓やドアを二重サッシなどにして断熱性能を高める工事)

  • 気密性を高める工事

    (壁とサッシなどの間の隙間を埋める工事。ベーパーバリアといってビニールで覆う工事など)

熱は窓やスキマからも逃げていきます。トータルで改造することで、より断熱性能が高まり、一層快適で省エネルギーな住まいとなります。

 

断熱改修工事は外の工事と併せて行う

 

断熱材を充填するためには、どうしても内部や外部の壁を壊さなければならず、大工事になりがちです。壁や基礎の補強を行う耐震補強工事や、スケルトンと言って、建物を柱だけにして行うような大規模な改修工事の時に併せて行うと効率よく工事ができます。

 

リフォーム業者選定におすすめの一括見積もりサイト

外壁,屋根,床,天井,リフォーム,補助金,断熱材

一括見積なら”タウンライフがおすすめ” >>

しつこい勧誘もなく安心です

 

TOPへ